シンポジウム・研究集会

2010-6-13 シンポジウムの報告

第三弾!『私の山に「文化財の森」を〜〜文化材創造プロジェクト』〜〜
   第三回 感謝状贈呈式&シンポジウム
   『 持続可能な社会と森林と文化財 』

文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議より、久々に東京でのシンポジウムのご案内でございます。
「文化材創造プロジェクト」に関しては、これ迄、2回(08年12月、09年6月)京都でシンポジウムを行って参りましたが、今回、初めて東京で行います。

当会では、「木造文化財などの文化遺産を守ることは、日本的な自然と人間の文化を守ることでもあり、自然と人間の歴史を感じ取りながら暮らす社会をつくること。そして、日本の森と文化財のもつ課題が解決された時には、持続可能な社会が実現するであろう・・・」ことを皆様にご理解いただきたく活動を推進して参りました。

今回のシンポジウムでは、山本博一氏による、
基調講演 『森林と文化財の関わり−文化財の森はなぜ必要なのか−』

林業の低迷が叫ばれて久しい中、それでも将来に必要な文化財補修用材(当会では、この補修用材のことを「文化材」と呼ぶことにしました。)の為に、と200年先まで森林を維持保全する意志を表明される方々への感謝状贈呈。

そして、『今後の林業経営と文化財の維持保全』
〜日本の新しい森林管理の方向と文化財を維持する用材生産は両立するか〜を
後藤治氏、速水亨氏の対談でお届けいたします。

「『私の山に「文化財の森」を〜〜文化材創造プロジェクト』〜〜
    第三回 感謝状贈呈式&シンポジウム

日時 2010年6月13日(日)13:50〜16:45
会場 東京大学農学部弥生講堂アネックス(セイホクギャラリー) (地下鉄南北線:東大前駅下車徒歩3分 農学部正門入ってすぐ左側の建物)

主催  文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議  

(社)国土緑化推進機構「緑と水の森林基金」21年度助成事業

テーマ『 持続可能な社会と森林と文化財 』

◆挨拶 伊藤延男(当会共同代表、(独)国立文化財機構東京文化財研究所名誉研究員、文化功労者)

14:00〜14:30
◆基調講演 『森林と文化財の関わり−文化財の森はなぜ必要なのか−』
山本博一氏(東京大学新領域創成科学研究科教授・当会理事)

14:30〜15:05 
◆「『文化材』創造プロジェクト」感謝状贈呈式&記念写真  
 200年先迄の森づくりを登録して下さった森林所有者の方々へ感謝状の贈呈

15:15〜16:30 
◆ 対談 『今後の林業経営と文化財の維持保全』
 〜〜日本の新しい森林管理の方向と文化財を維持する用材生産は両立するか〜〜

後藤 治氏 (工学院大学建築都市デザイン学科教授・当会理事)

速水 亨氏 (速水林業代表、(社)日本林業経営者協会会長、当会共同代表)

16:30〜16:40 
◆挨拶 大野玄妙氏 (法隆寺管長、当会共同代表)

17:00〜19:00◆懇親会 ( 会費3,000円 )