2015-1-25 シンポジウムの報告

当会主催シンポジウムのご案内
「200年先、日本木造文化財の維持保全に必要な補修用材の為の森づくり
      長伐期施業への挑戦」

今まで、林業家の夢であった超長伐期の山づくりは、昨今では、もう無理ですよ、と言われる。一般的な木材価格が大きく下落してすでに経営が成り立たなくなってしまい、林業経営に余裕が無くなっている。またヒノキやスギの大径木の丸太価格も下落していて、価格的にも超長伐期は魅力を失っている。
と言えばそうなのだが、でも文化財を修理する堂宮大工さんと話すと話は、一変する。

必要なものは必要なのだ。補修用材がなければ、文化財は直せない。同樹種・同技術・同品等の木材でなくては使えない。外材使用は認められない。
だから、やっぱり超長伐期施業で高品質な大径材を育てる事は必要なのだと思い直す。
でも、木材価格は市場が決めるから、必要以上に高い木材価格は出せていない。

山から伐り出す木材を、合板やCLTの「原料」として需要を確実に確保し、人々の暮らしを木材で支える事は、とても大事です。一方、適材適所に使い分ける「材料」として、あと100年か200年、高品質な木を山に育てていく事も大事です。
できる事をできる人ができる時にやって行くしかないのが今の超長伐期施業ですが、現実はなかなか難しい問題をたくさん抱えています。

樹木の一生は1万年近い樹齢の木も発見されています。200年生、300年生を超長伐期と言っても木の命からすれば、ほんの若造。林業は木の寿命も一瞬を使っているだけです。この程度の事ができないで、人の英知が疑われますね。皆様で議論したいと思います。

日時:2015年1月25日(日)14時〜17時半(18時〜20時懇親会) 
会場:東京大学農学部弥生講堂アネックスセイホクホール
    (地下鉄南北線東大前駅下車徒歩3分)

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2013-12-18「文化材を育てよう 5周年のつどい」

文化材を育てよう 5周年記念シンポジウムと感謝のつどい

開催日:2013 年12月18日(水)受付 13:30〜 開会 14:00
会 場:京都国際ホテル 堀川通二条城前/地下鉄東西線二条城前下車徒歩2分
主 催:文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議

『文化材』創造プロジェクトとは:
森林所有者の方々が自発的に、長伐期施業を目指している山の一部を、将来、文化財の修理等に提供できるような森として維持・育成していくことを、私たちの団体に登録していただく制度です。将来必要になる文化財の補修用材を、当会では「文化材」と名付けました。
今回は、未来のためにと森林や文化財を守り続ける方々、木造建築や木に関わる方々、この活動を支援する方々が一堂に会して親睦を深め合う5年に一度の集いです。

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東日本大震災では、有名な文化財以外にも地域の方々に守られてきた建物等がたくさん被災しました。 今回は、そういった地域で大切に守られてきたものについて考えます。

10周年記念シンポジウム第2回「東日本大震災と私たち」 
『文化遺産と“まち・地域”の 再生を考える』

日時・会場
  ・日時 平成24年7月15日(日)受付 12:30〜 
                   開始 13:00
 
  ・会場 東京大学農学部弥生講堂・一条ホール(入場無料)

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10周年記念シンポジウム「東日本大震災と私たち」第1回

第1回シンポジウム

 1)日程・会場
   ・日程 平成24年5月27日(日)受付 13:30〜
   ・会場 東京大学農学部弥生講堂・アネックスセイホクホール
(地下鉄南北線「東大前駅」下車。徒歩3分。農学部正門を入ってすぐ左側の建物)(入場無料)

 2)内容
      講演 14:00〜
      パネルディスカッション 15:00〜
      懇親会    18:00〜

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2011-5-28 シンポジウム

シンポジウム「文化遺産を未来につなぐ森づくり」
・・・祈りの場と 心をつなぐ森づくりをめざして・・・
+ 東日本大震災後の地域形成に向けて私たちにできることを考える

日時;5月28日(土)
会場:「ヒルトン小田原リゾート&スパ」

シンポジウム  無料(アートルーム)
開会 15:30~
東日本大震災への鎮魂の祈り
主催者挨拶 伊藤延男氏(当会代表)
来賓 挨拶 加藤憲一氏(小田原市長)

15:50-17:20
■「ケヤキの育種・育林技術の現状と課題」
 基調講演  有岡利幸氏(元大阪営林局経営計画担当監査官)
       原口雅人氏(埼玉県農林総合研究センター部長)
 実践例   大西英玄氏(京都清水寺)
コーディネーター 山本博一氏(東京大学新領域創成科学研究科教授)

17:20-18:20
■「長伐期林業への取組みをつなぐには」 
鼎談                     (五十音順)
   内山 節氏(哲学者・当会代表)司会進行も兼ねる
   大野玄妙氏(法隆寺管長・当会代表)
   辻村百樹氏(林業家―小田原市)
    フォレストアドベンチャーの取組み紹介

18:30-20:30
■懇親会&「文化材創造プロジェクト」第4回感謝状贈呈式  
 懇親会会費 7,000円 (竹の間)老欅荘

主催:文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議
後援:小田原市、小田原市仏教会、神奈川県林業経営者協会、京都仏教会、
   川東仏教会、報徳二宮神社、嶺南仏教会   (五十音順)

(社)国土緑化推進機構「緑と水の森林基金」助成事業


木の文化を支える森林

木の文化を支える森林
文化財建造物の保存に必要な 木材および植物性資材の安定確保基礎的要件に関する研究 成果発表会

  平成22年12月10日(金) 13時〜17時
  奈良女子大学 記念館 (国指定重要文化財:木造二階建、桟瓦葺)
  入場無料

日本文化を象徴する伝統的木造建造物とその技術を未来に継承するために、伝統的木造建造物の維持修復に必要な木材や茅などの植物性資材を安定的に確保するための基礎的な研究を進めてきました。
資材を使用する修理技術者側と、供給する森林管理者側との両者の研究成果を発表します。

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2010-6-13 シンポジウムの報告

第三弾!『私の山に「文化財の森」を〜〜文化材創造プロジェクト』〜〜
   第三回 感謝状贈呈式&シンポジウム
   『 持続可能な社会と森林と文化財 』

文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議より、久々に東京でのシンポジウムのご案内でございます。
「文化材創造プロジェクト」に関しては、これ迄、2回(08年12月、09年6月)京都でシンポジウムを行って参りましたが、今回、初めて東京で行います。

当会では、「木造文化財などの文化遺産を守ることは、日本的な自然と人間の文化を守ることでもあり、自然と人間の歴史を感じ取りながら暮らす社会をつくること。そして、日本の森と文化財のもつ課題が解決された時には、持続可能な社会が実現するであろう・・・」ことを皆様にご理解いただきたく活動を推進して参りました。

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第二弾!『私の山に「文化財の森」を〜文化材創造プロジェクト〜』

『私の山に「文化財の森」を〜文化材創造プロジェクト〜』
  第二回感謝状贈呈式&シンポジウム

日時 2009年6月17日(水)
会場 京都ガーデンパレスホテル (京都御所・蛤御門前/烏丸通り下長者町上ル)
      *地下鉄烏丸線京都駅から15分の丸太町駅下車、徒歩8分
  途中の京都パレスサイドホテルとは違いますので要注意

主催 文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議
(社)国土緑化推進機構「緑と水の森林基金」平成20年度助成事業

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「『文化材』創造プロジェクト」趣旨と募集要項

「私の山に『文化財の森を』
『文化材』創造プロジェクトの趣旨

日本には世界に誇る木造建造物の文化財が数多く存在します。それらは、世界遺産への指定でも明らかなように、日本の文化財としてだけでなく、世界の文化財として評価される時代を迎えています。

これまで木造文化財が長期にわたって維持されてきたのは、木がもっている確かな力と、堂宮大工の修理技術の確かさの賜でした。用材の確保と伝統技術の継承こそが、文化財を守ってきたのです。ところが今日ではこの用材の確保が困難になりつつあります。文化財の修理や価値の高い木造建造物の新築に使えるような高品質の大径木を山に残すことが難しくなってきたのです。

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2008-12-7 シンポジウム報告

シンポジウム
わたしの山に文化財の森を
――「文化材」創造プロジェクトの始まりに――

「文化材※」創造プロジェクトとは、森林所有者の方々が自発的に、長伐期施業を目指している山の一部を、将来、文化財の修理等に提供できるような森として維持・育成していくことを私たちの団体に登録していただく仕組です。
 文化遺産を未来につなぐための森づくり、また森に文化的な付加価値をつけていくための活動を様々な人々とネットワークを組みながら進めていきたいと考えています。
※文化財修理に用いる年輪を重ねた大きな材のことを当会では「文化材」と呼びます。

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「文化材」創造プロジェクト発足記念 シンポジウム

シンポジウム わたしの山に文化財の森を
 ――「文化材」創造プロジェクトの始まりに――

 「文化材※」創造プロジェクトとは、森林所有者の方々が自発的に、長伐期施業を目指している山の一部を、将来、文化財の修理等に提供できるような森として維持・育成していくことを私たちの団体に登録していただく仕組です。

 文化遺産を未来につなぐための森づくり、また森に文化的な付加価値をつけていくための活動を様々な人々とネットワークを組みながら進めていきたいと考えています。

 このプロジェクトの発足を記念して、2009年(平成20年)12月、京都でシンポジウムを開催しました。

※文化財修理に用いる年輪を重ねた大きな材のことを当会では「文化材」と呼びます。

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シンポジウム 規格に駆逐される人間のわざ ―木を生かす伝統構法を見直すためにー

シンポジウム 規格に駆逐される人間のわざ
―木を生かす伝統構法を見直すためにー

日時:2008年6月7日(土)13:50〜17:00
場所:東京大学農学部弥生講堂
内容
■総合司会          松留愼一郎 
■開会挨拶 (13:50〜13:55)  古橋源六郎 (財)森とむらの会代表 
第一部 (14:00〜15:20)
■「伝統構法・在来構法」   鳥羽瀬公二 (株)鳥羽瀬社寺建築代表 NPO法人日本伝統建築技術保存会副会長
■「山に育つ生き物としての木」速水 亨  速水林業代表、(社)日本林業経営者協会会長 

第二部(15:30〜16:40) 鼎談「木造建築の種々相」
■花里利一 三重大学教授  「伝統構法を見直す」
■内田祥哉 東京大学名誉教授(建築設計/建築構法研究)、内田祥哉建築研究所代表
■伊藤延男 当有識者会議共同代表

■講評と閉会挨拶 (16:40〜) 内山 節 哲学者 

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科研成果発表会(京都にて)

科研成果報告会 2007.12.05 キャンパスプラザ京都
    主催:「木造建造物文化財の為の木材及び植物性資材確保に関する研究」
    共催:当 文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議

研究に関する詳細は、こちらのホームページをご覧下さい。
http://bg66.soc.i.kyoto-u.ac.jp/wood/

日時:  平成19年12月5日 13時〜16時50分
場所:  京都キャンパスプラザ第一講義室
参加費:無料   定員300名

懇親会 : 17時30分〜 京都タワーホテル

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5周年記念シンポジウム

■文化遺産を未来につなぐ森づくり■
5周年記念シンポジウム「もり・こころ・わざ」

日 時:2007年6月17日(日)13:00〜総会 13:45〜シンポジウム 
会 場:東京大学 農学部 弥生講堂

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木曽見学会&シンポジウム

第10回木の建築フォラム/文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議
木曽見学会&シンポジウム

■テーマ:「木曽の檜と技と知恵」
■開催時期:平成19年6月9日(土)〜10日(日)
■場所:6月9日(土)フィールドワーク  赤沢自然休養林内(中部森林管理局管内)
 100林班(天然更新試験林)
                    奥千本(天然木曽檜の林立するみごとな林)
  10日(日)午前 シンポジウム 木曽勤労者福祉センター(TEL 0264-52-2736)
〒399-5601 長野県木曽郡上松町(上松駅横)
午後 木取り体験  木曽官材市売協同組合(TEL 0264-52-2480)
〒399-5604長野県木曽郡上松町正島町2-45

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シンポジウム「文化遺産を未来につなぐ森づくり2007」

開催日時:2007年1月20日(土)13:00〜17:00 
会 場 :東京大学農学部弥生講堂
(地下鉄南北線・「東大前駅」下車徒歩1分、千代田線・「根津駅」下車徒歩8分)
主 催 :文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議
後 援 :林野庁     社団法人 国土緑化推進機構助成事業
募集人員:250名

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シンポジウム 「文化遺産を未来につなぐ森づくり 2005 〜祈りの場と 心をつなぐ森づくり〜」

日時 2005年12月4日(日)
場所 キャンパスプラザ京都

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研究集会

2005年2月12日
大阪府太子町

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シンポジウム「文化遺産を未来につなぐ森づくり」

2004年12月14日
キャンパスプラザ京都

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二周年記念シンポジウム

日時:2004年5月9日
場所:東京大学農学部弥生講堂

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林業が担う日本文化の未来

日 時: 2004年1月29日(木)、30日(金)
場 所: 徳島プリンスホテル(29日)
     脇町劇場(30日)

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秩父三峯研究集会報告

日時:平成15年3月8、9日 
場所:三峯神社  

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