シンポジウム・研究集会

二周年記念シンポジウム

日時:2004年5月9日
場所:東京大学農学部弥生講堂

内 容 二つの研究会発表と意見交換
●「補修用材と技術の委員会」における法隆寺調査の報告
●「補修用材確保策検討委員会」における検討策の中間報告
出演者

(1)委員会報告  14:10〜15:20 

「補修用材と技術の委員会」における法隆寺,及び木曽赤沢自然休養林調査の報告
◆大澤佑宇子  工学院大学修士課程2年生後藤研究室  

「補修用材と技術の委員会」「補修用材確保策検討委員会」
 〜二つの委員会における検討策の中間報告
◆山本博一  東京大学大学院農学生命科学研究科教授/研究科附属演習林千葉演習林長 


(2)パネルディスカッション  15:30〜17:15

司会/コーディネーター

◆内山 節   哲学者、当会共同代表
地域に守り継がれてきたお堂や社、木の文化を核として地域コミュニティの再構築 を考える。

パネラー(年齢順です)

◆伊藤延男    補修用材と技術の委員会委員長、当会共同代表
現存する国宝・重要文化財だけではない、文化財の裾野を広げる為には何をしたら いいのか、当会の今後の取り組みに抱負を語る。

◆古橋源六郎   補修用材確保策検討委員会委員長、当会共同代表
かつて日本の文化は農山村の暮らしの中に根ざしていた。それは木造の文化であり 森林文化と一体である。 文化を支える森林を守る取り組みとして、できることを探っていく。

◆西澤政男   堂宮大工、日本伝統建築技術保存会会長
彦根市にかつて祈りの場としてあった日本聖公会スミス記念礼拝堂。その復興に献 身的に関わった人々の努力が実り、7年を経て実現に一歩近づいた。その活動の中 間報告。堂宮大工として解体、修復に関わる。

◆後藤 治   工学院大学 
建築都市デザイン学科助教授(保存修復・日本建築史 ) 文化庁文化財調査官として登録文化財制度制定に関わった実績を持つ。木の文化を 守る多種多様な人々を直接知る立場から思うことや今後の取り組みを語る。