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2009年10月01日
NO.464 <あし>からの個人的訃報
とうとう母が、亡くなってしまいました。
9月26日で88歳になる母に、せめて誕生日まで頑張って、と言い続けて3ヶ月。
寝付いてからは、頑として口を開けてくれず、毎日の点滴だけで頑張りました。
お医者様も驚異的、と感嘆する中、凛として毎日を生き続けました。
誕生会には、お医者様を始め、看護師さん、デイサービスの職員さん、ご近所の方、家族など20人も集まって下さり、二つのケーキに88本のろうそくを立て、お祝いしました。
そして、その翌々日の28日朝。
お祝いにいただいた、たくさんの花束で飾られた部屋で、38年暮らした家で、
ずっとそばについてあげているうちに、報せを聞いて飛んで来て下さった看護師さん、お医者様の見守る中で静かに逝ってしまいました。
時々この事務局日記にも書きましたが、認知症がどんどんひどくなる母との暮らしは、苦しさつらさの毎日でございましたが、とうとうそれも終わりました。
二人で暮らし始めて3年と3ヶ月。
死にゆく人の姿が、これほど崇高なものとは、経験してみて初めてわかったことでした。
在宅のまま、お医者様や訪問看護の看護師さんデイサービスの職員の方々に助けられ励まされての看取りの日々は、思いがけず、穏やかで幸せなものでございました。
ここに謹んで生前のご厚誼を感謝しご通知申し上げます。