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2009年01月26日

NO.450  「文化材」育成、長い目で

 また、嬉しいこと。
 昨年の12月7日のシンポジウムに参加して下さった読売新聞柳林修氏のコラムが、1月19日の夕刊(関西版)に掲載されましたのでご紹介。

 「文化材創造プロジェクト」第一回の感謝状贈呈式が終ってからも問合せや登録申込みが続いているのですよ。今日も申込み用紙送って下さいと電話がありました。嬉しいです。

 「文化材」という言葉は、当会共同代表内山節さんが考えた「新語」なのですが、すんなり各分野の方々に受け入れられそうで安堵しています。
 古いお寺などに行くと、「材」そのものが「文化財」!と言える程の素晴らしい材に出会いますが、思わず撫でて、ぬくもりを確認。
 そんな「文化材」を、私たちはこれから作っていくのですよねー。
 素敵なことですよね。

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2009年01月19日

NO.449  朝日新聞にも紹介されました。


 前回、読売新聞の千田龍彦氏の記事をご紹介しましたが、昨年11月27日に掲載された朝日新聞小滝ちひろ氏の記事も皆様にご紹介しますね。夕刊の一面に取り上げられました。

 ただ残念なのは,どちらも中部版や関西版。
 <あし>は、関西に比べ関東は「文化度が低い」、、と常々思っているのですが、特に文化遺産や伝統的なものに対しての情報量も関東は少ないように思えます。
 現代アートや音楽、新しいもの奇抜なものは流行るのにね、関東人にとっては伝統文化って、それだけ身近な存在ではないのでしょうか。
 今回、「文化材プロジェクト」を発表して、それなりにマスコミに取り上げて頂けるようになり嬉しい事と喜んでいます。でもまだまだ知らない方の方が多いのですから,もっともっと努力して行かなければ、と思っています。

文化財修理、巨木で備え 民間の森林の登録制度スタート 
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200811270040.html

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2009年01月17日

NO.448  木曽ヒノキ物語 復元御殿支える森

 寒中お見舞い申し上げます。
 「明けまして・・・」とご挨拶もしそこなって、もう17日。年明け早々もう加速度がついている気が・・・

 先日、7日に、隣の駅(小田急線向ケ丘遊園駅)から歩いて行ける日本民家園に行ってきました。
川崎市立日本民家園。園内の国指定重要文化財旧佐々木家住宅の修理工事の見学をさせていただきました。

 1700年代の長野県佐久地方の民家が、37年前ごろ日本民家園に移築されたもの。
 その日は、不同沈下による地業、土間の整地工事のため全体を1.5メートル程ジャッキアップし、バンバンと土間を叩いて締めているところでした。
 ビックリしたのは、家全体を上げるべく、12ヶ所に油圧ポンプを設置して、同時に持ち上げられているのに、上部に残る土壁には何処にも亀裂が入っていないのですよ。少しずつ少しずつ時間をかけて、一週間かかったのだそうな。ヒキ屋さんと言われる方々の仕事だそう。
 土台には自然石の丸い束(ツカ)石が、向きや傾きを維持されたままくくりつけられ、一緒に持ち上げられているのが、面白かったのです。
 今月中頃からは茅葺きの葺き替えが始まるのだそうです。
 建物自体も興味深いけれど、こうした工事の技術というのも本当に感心します。行って良かった。

 話は変わりますが、昨年12月7日のシンポジウムを、読売新聞中部版「名古屋開府400年」の連載の中で取り上げて頂きましたので、ご紹介させて頂きます。(千田龍彦氏)
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/nagoya/nagoya081225_1.htm

 先週、京都奈良へ「文化材プロジェクト」次回の感謝状贈呈式の日程調整のため、出かけてきました。
 登録、引き続き受付けております。多分6月中に第二回目の感謝状贈呈式を行いたいと思っています。登録申請お待ちしています。info@bunkaisan.jpへ。

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