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2005年07月19日

NO.271 群馬に林業作業に行って来ました

 14日の夜から16日まで群馬県桐生市まで地域の仲間たちと林業作業の手伝いに行ってきました。
 男性2人は下草刈り。
 女性3人は40年生の木の幹にテープを巻く仕事でした。

 何の為って?
 シカが幹の皮を食べてしまい、そのためせっかく育った木が枯れてしまうので、その予防の為。
幹をぐるりと剥かれるとホントに木が枯れてしまうのです。何本も太くまっすぐに育った木からかじられているのがなんとも悔しい。

 テープが巻かれているとシカもその幹はあきらめるみたいで、効果有りとのこと。50mm巾のポリエチレンの、荷造り等によく使うあの薄いテープです。

 木が大きくなるのをテープが邪魔するのでは、と心配しましたが、木が太くなったら結び目が移動してゆるむ様に、またテープを幅広のまま巻くので食い込むことなく邪魔になる頃には、劣化する、とのことでした。
 なによりこれで木がかじられないですむなら、と一生懸命巻きました。

 中に素晴らしく根の部分が曲がったスギがありましたので、文化財的にはこういうのも大事なのよとテープを巻いて大笑い。誰が巻いたかすぐわかるわねぇ。
  ねじれたり曲がっている木はテープも巻かず、でもこれがかじられたらやっぱり心が痛みますね。

 最初簡単な仕事、と思いましたが、丁度抱えられるくらいの木に、抱きつく様にテープを巻き、最後はしゃがみ込む形で結ぶとなるとけっこう立ったり坐ったり、しかも足元の土は崩れ易いし、足を踏ん張るのが大変。おまけに雨上がりで幹はじっとり濡れてるし。
 一巻きの長さ500mのテープを落とすと山の急斜面をどこまでも転がって行きそうだしで緊張しましたが、去年炎天下の下刈り作業でばてたことから考えると、テープ巻きは、なかなか面白い作業でありました。

 ですが、下刈り班のお二人はやはり汗びっしょりの重労働。それでも随分はかどったと喜ばれ、テープ巻き班としても嬉しい。 

 会のWさんが早速ホームページに書いて下さいましたので、是非ご覧下さい。
http://www.kodaira-net.jp/cgi/units/index.cgi?siteid=kodaira&areaid=36239&unitid=kd8000001

 ご夫婦お二人だけで山の作業をするのは大変なこと。下刈りもテープ巻きもいくらやってもやっても終わりが見えない作業でありました。また都合がついたらお手伝いしたいなと思いましたが、16日はお昼まで作業して、帰り道、温泉に入り汗を流して夕方6時過ぎ小平に着きました。
 地域の仲間たちとの小さな小さなボランティア活動でありました。    
 ではまた、(あし)