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2005年09月16日

NO.290 いいわけ

13日は、第10回合同委員会が開かれました。
 「補修用材と技術の委員会」「補修用材確保策検討委員会」とが合同で勉強会を兼ねながら、議論を続けてきた検討策の中間報告をいよいよ発表することになりました。

 文化遺産を維持しにくくしている様々な問題点・・・林業・森林問題、原材料の枯渇、第一次産業の衰退、伝統建築で建てる新築物件の減少、後継者不足、技能者不足、過疎問題、後援者の消滅、ほかにもいろいろいろいろ、、、、、

 文化財って、一つ一つはその所有者のものなのだけど、でも例えばお寺の塔や大きな甍やお社など風景の中に一体化しているものって、その風景を愛するすべての人たちの共有財産でもあるのよね。
 でも本当に所有者がそれを維持できなくなった時、どうするか。でも、あきらめてしまったらそれで終わりなのですよねぇ。
 
 たった一人でもいいから、あきらめないでいてくれたら、また何かにつながるかもしれないと思うばかり。この事務局日記でも触れたけれど、彦根のスミス記念堂や徳島の拝宮農村舞台が50年ぶりに復活した様に、いつかなにかが起こるかもしれない。

 補修用材の手当に関しての中間報告を出したあとは、それをたたき台に様々な方々とまた討議を続ける予定です。
 その地域地域で解決できる問題がひょっとしたらあるかもしれませんもの。
 みなさんと一緒に考えていけたら良いと思っています。

 それと並行して次回からは、「文化遺産を核として地域のコミュニティを再構築する」というテーマについて、話し合いを開始する予定。まだまだ先は長いですね。

 ところで、先日の委員会で、出さなければいけなかった書類のことが話題になりました。なんと、わたし、すっかりそれを忘れていて冷や汗たらたら〜。
 そんな訳で、おとといも昨日も一歩も家を出ず必死で書類づくり。他の書類も書かなくちゃならないのに、、、

 気になりながら小春さんや雪うさぎさんへのお返事も書けず、この事務局日記も更新できず、会費を振り込んで下さった方々への領収書送付もまだ終ってないし、テープおこしも途中のまま。
 体が二つあったらいいと、いつも思いながらあくせく、、情けなく過ごしております。
 
 体が二つあったら、かたっぽに仕事させて、私はゆっくりお昼寝なんかしていたい、
(これじゃやっぱり終らない、、、)
 やっと涼しくなりそうですね。ではまた、(あし)