ベランダの前のケヤキは、ようやく黄葉してきましたが、茶色の枯葉と混在してあまり美しくないのです。駅までの道に並ぶトチノキは、10本ともいきなり大きな茶色の枯葉をばさばさと落としているし、うすら寒い風に吹かれると、秋を通り越して冬になってしまった気分。

　ある方に、今年のケヤキの黄葉はあんまりきれいじゃありませんね。とメールを入れたら、気候のせいだけではない、との御意見が返ってきました。
　その方によると、今年の春、ケヤキの花がものすごくたくさん咲いたのだそうで、それでこの秋、その実がたくさんついた。　　
　だから木は、小枝についた種を、枯葉と一緒に風に飛ばす為に早く枯らすのだそうで、つまり今年はいつになく枯葉が目立つのだそうですよ。
「へぇ〜」

　情報交換欄の雪うさぎさんのお便りにもびっくり。
「香ばしい炒りブナはビールのおつまみにぴったり。」
「へぇ〜」
世の中、知らないことばっかり。
　
　そういえば、先日、森林総研の100周年記念行事参加の為に神谷町まで行きましたが、以前この神谷町までの行き方がわからず、困ってしまったことがありました。西武新宿線に乗っている私、高田馬場から東西線に乗り継いで、またどこかで乗り換えて日比谷線に乗ればいいとはわかるのですが、なんだか時間がかかりそう。

　時間にあまり余裕がなかったこともあって、どう行ったらいいのかものすごく悩んで迷って、ついついお隣に坐っていたサラリーマン風の若い男性に尋ねてみたのです。そうしたら、山の手線で恵比寿まで行って、そこから日比谷線に乗り継ぐのが一番早い、と言うのです。

　もう、「へぇ〜？」と思ったきり、思考停止。まるで反対に行くみたいな、考えたこともないルート・・・
　あんまり腑に落ちない顔をしていたのでしょう。その男性、席を立つ時に「信用して下さい。僕が前、勤めていた会社が神谷町だったので、毎日それで通っていたのですから。」とわざわざ言って、降りて行かれました。

　というわけで、恵比寿乗り換えで行ったのですが、あらま簡単。
　娘にその話をしたら、「わぁ、おばさん！」とひと言。親切な若い男性の話をしたつもりだったのにね。

　「裏の空き地に囲いができたよ」「へぇ〜」
・・・と同じくらいつまらない話になってしまってすみません。
ではでは、きょうはこのへんで。（あし）