« NO.393 大丈夫です。 | メイン | NO.395 伊藤若冲と動植綵絵 »

2007年08月08日

NO.394 家を離れる嬉しさ、人に会える喜び

 ここ何日かとてつもなく暑い毎日が続いています。
 お元気でいらっしゃいますか?
ボケてわがままな母と、なんだかんだ腹立てたり笑うしかなかったりしながら暮らしています。
 どうして今頃こんな目に、、と思いますが、よっぽど前世で悪いことをしてきたのかもしれないと、我と我が身を納得させております。
 でも元気ですよ。

 今日は母のデイサービス参加4回目。それっとばかりにこれを書いています。と言っても、朝8時40分、お迎えの車に乗った母を見送ってから、掃除の途中でリビングに在る母のベッドに思わず横になり、ふと気がつくと11時半。
ヒャー。ちょっと気ぃ抜き過ぎ。

 パソコンの置いてある部屋は二階の南西の角部屋。冷房無し。しかも午後になるとまともに日があたる。凍らせた保冷剤を頭や首筋にくっつけながら仕事をしています。
 
 4日5日は、別団体の活動で、山に下刈りに行きたかったのですが、家を離れられずとても無理。
 他にも花火大会の招待券が手に入ったけどとか、古い屋敷の見学会を兼ねての暑気払いとか、魅力的なお誘いが集中した週末、どれにも参加出来ず欲求不満ばかりが募ります。

 とにかく出たい。ここを離れたい!
 いろんな方から、「お母様と暮らせるなんて、なんとお幸せなこと。」と言われるけれど、渦中の私は、恨めしいばかりで、とてもそんな余裕無し。
 もし代わってもらえるのなら、たとえ、人の気持ちを逆なでしながらご意見ばかりのたまう妹にでも頭下げちゃう。
「三日くらいなら行ってあげてもいいけど、、」と、電話口で言う言葉を聞き逃さず、「そんな言い方ないでしょ」、と言いたいのを飲み込み、頼み込んで来てもらったのが、先月末のこと。

 お陰さまで、京都、奈良、高野山。まさに飛び立つ思いで出かけたのでありました。

 まずお伝えしたいのが、京都にあるコロタイプ印刷の工房見学会に参加出来たこと。
 便利堂という美術出版の会社です。午前中が見学で、午後が相国寺での研究会。今回のテーマが「伊藤若冲と釈迦三尊像」相国寺管長の有馬頼底師のご講演というので、どうしても行きたかったのです。

 結論は京都迄行った甲斐あり!
 この日収穫したことを順繰りに紐解いてお伝えしようと思います。

 ですが、久々に書いたので、延々と長いのであります。 
 というわけで、続きは明日。(あし)