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2005年03月08日

NO.239 雪対策は長いほうきで

 先週末の4日5日は、別団体の会議で各地からみえた方々とお話しすることができました。
 4日の金曜日は朝起きたら、一面の銀世界。
 それが、午後になる前には、やんであっという間に溶けてしまったのですよ。
 富山からいらした方は利賀村は3mの積雪といい、出張して会津若松から直接帰って来た方は、1.7m積もっていたと、秋田の方も仙台の方も、こんなので大雪なんて言ってくれるな、皆さんから東京の人はおかしいと笑われてしまいました。

 でもね、97年の大雪の時は、ホントに大変だったのですよ。
 午後から降り始めた雪がどんどん積もった日の夜。仕事帰りで中央線に乗っていたのですけれど、駅に着くたびにホームから長いほうきでパンタグラフの上に積もった雪を落とすのですよ。東京の電車は頻繁に走っているため、地方のようにパンタグラフを張る圧力を強くすると、架線がすぐ痛んでしまうのだそうで、張る力をとっても弱く設定してあるのだそうでして。

 だから、一駅走る間に積もる雪の重みでパンタグラフが下がってしまうと、電気が供給されなくなっちゃうんですって。(信じられない話!)
 駅までたどり着けばいいけれど、途中で止まったらもう大変。
 長い間ホームで待たされてやっと動いても、次の駅に着くまでいつ止まるかと、はらはらドキドキなのであります。
 その時は、降りるべき駅の4つも手前の駅までやっとたどり着いたものの、そこでついに運休のアナウンス。
 え〜、どうやって帰るの?
 仕方がないので雪の降る中、今度は延々と並んでタクシーを待って、普段1時間で帰れるところを4時間かかってやっと家までたどりついたのでありました。

 その忘れもしない寒かった経験があるものですから、4日も出かける前にテレビをつけてニュースを見ましたが、駅では対策も万全で、とアナウンサーの声。
 画面を見たら駅員さんがあの長いほうきを持って立っているではありませんか、もうくらくらしちゃった。相変わらずの原始的解決方法!

 幸い雪がやんでホントに良かったですけれど、、、でも雪下ろしでご苦労なさる地域の皆様に比べたら、ほんとに申し訳ないような話ですみません。
 とはいえ、情報交換欄の雪うさぎさんのところでは3mの積雪とか。
 その後大丈夫でしょうか?カマキリが産みつける卵が下の方だと暖冬というお話、(今年はそれがはずれたそうですが)興味深いですよね。

 天気予報では、やっと暖かくなりそうです。皆様お元気で。
 (あし)