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2005年04月18日

NO.252 おぞましや〜核実験博物館

 先日TBSのNEWS23をたまたま見ていたら、アメリカのラスベガスに核実験を疑似体験する博物館ができたことを取り上げていました。日本人の目からみたら、おぞましい、の一言。
 あきれ果ててみていたのですが、中で一番の人気は、核実験が体験できるという劇場。

 正面の大スクリーンには、あのとてつもないキノコ雲が大きく映し出され、シートは振動し、前方から風が吹き出してくるというのです。(さすがに何千度の熱風ではないらしいけれど・・当たり前か・・)
 少なくとも体験後のアメリカ人観光客からは大好評で、これで第二次世界大戦を終らせることができたのだから素晴らしいといい、そして広島と長崎を焼きつくし何十万という人命を奪った原爆のキーホルダーまでもが土産物として売られているのです。
(2005/3/29TBSニュースより)

 中学生か高校生の頃、南の島で玉砕した日本軍兵士のおびただしい遺体をアメリカ軍がブルトーザーで片付ける!映像を見て以来、潜在的にアメリカという国は好きになれないのだけれど、この「核実験博物館」はそれにまた輪をかけそう。なんともやりきれない気持ちになります。
 国同士のこうした考え方の違いってどうしたら修正できるのでしょうか。

 もしどこかに、「9.11博物館」のようなものができて、二つの高層ビルに二機の飛行機が激突する映像をまるでアトラクションの様に流し、それを見た観光客が面白いと言ったとしたら、アメリカの人たちは、どんな反応を示すでしょうか。この核実験博物館のおぞましさを少しはわかってもらえるでしょうか。

 同じ様に、中国に侵攻し、肉親を奪われたたくさんの人たちの声がまだ生々しいのに、その侵攻した国の政治家が反省しているのか、ほんとに悪いと思っていないのか、わからない態度を取るということは、中国の人々にとったら、アメリカの核実験博物館に対して日本人が抱く気持ちと同じかも知れないなどとも思いました。

 それにしても、ここ何日か、あれだけの反日行動に対して、中国は全く悪くない、と主張する中国ってぇ、とあきれてしまうけれど・・・
 こういう変な人がご近所に住んでいたら、普通は難癖つけられない様に、当たらず触らず上手に付き合おうと思うけれど、小泉さんあたりは、全くそんな気配なかったものねぇ。

 今の日本は毎年国債を大量に発行し、じいちゃんが勝手に孫のキャッシュカードを使いまくっているようなものと言われているけれど。
 そのじいちゃん、若い頃のつけをちゃんと精算していなかったみたいで、こどもや孫まで悪く言われて石まで投げられるのはホントに心外。

 自分のメンツを立てるばっかりじゃなくて、ちゃんと後々のことも考えてよ、と戦後生まれの人間は思うのでありますよ。
 ・・・という一市民の声でありました・・・(あし)