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2005年08月25日

NO.283 長崎・五島(9 )◆ド・ロ神父様(上)

 台風11号が接近しています。
 お昼頃から、土砂降りの雨がまっすぐ地面を叩き付ける様に降るかと思うと、突然小やみになったりの中、夕方6時から、一つ隣の駅近くの公民館で別件の会合があり出かけてきました。駅までの道、小康状態、と思って出かけたらとんでもない土砂降りに。
 それでも帰る頃は小雨、友人の車に乗せてもらって無事帰ってきました。台風は、まだ伊豆半島の先あたり、、、

NO.283 長崎・五島(9)◆ド・ロ神父様(上)

 外海(そとめ)に行ってド・ロ神父様に触れないわけにはいきません。
 お恥ずかしいことに、長崎には何度も行ったことがあるのに、今思うと長崎市内の観光だけ。外海に行ったこともなければ、この方の足跡に触れるまで、何をなさった方なのか全く知らなかったのです。

 大野教会で、ド・ロ壁、と伺っても何のことやらわからず、最初は泥で作った壁と思い込んでいたぐらい。やれ恥ずかし、、
 長崎まで来たら、この外海の出津(しづ)と言う地は絶対外しちゃいけないわよねぇ、と今になって思うのですよ。
 
 そんな私が外海に行って、ド・ロ神父記念館や旧出津救助院、大野教会などを見学し、初めてこの方の偉大さに触れたのでした。
 といっても知らない方にはわからないでしょうから、ざっと説明させていただきますね。

 まず、マルコ・マリ・ド・ロ神父様というのは、フランス人宣教師。
 フランス・カルバドス県バイユ郡ウ゛ォスロール村に生まれ、バイユの神学校を卒業後、パリ外国宣教会に入会。

 1868年28才で長崎に渡来。1879年外海地区に赴任、出津教会主任司祭となり貧しい人々や孤児の救済にさまざまな活動を行う。1914年長崎市南山手で逝去。
 そしてご自分が計画された野乃道ヶ丘の出津共同墓地に出津を見守るかの様に葬られたのだそうです。