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2005年08月29日

NO.285 花火大会の一夜

また月曜日、一週間の始まりです。朝晩は、少ししのぎ易くなりましたが、お元気ですか?

最近、事務局日記の内容が重いなぁ、と自分でも思いつつ書いていますが、長崎・五島の簡単なご報告のつもりが、ついつい忘れないうちに、と余分なことが加わって長くなっております。お許し下さい。
 
 でも今日は、気分を変えて花火大会での一こまを。

 先日荒川の土手で花火大会がありました。
 娘が連れて行ってくれるというので、久々の花火大会を楽しみに、お弁当を作ってでかけました。

 花火が始まるのは、夕方19時から。でも早く行った方がいいよ、という忠告に早々と出発し、駐車場用に開放されるという目的の中学校に着いたのは、15時前。
 がら〜んとした校庭の一番奥から順番に、(早すぎてなんと4台目!)車を停めさせられたのでありました。(不安な予感は後で的中、、、)

 でも川原に行ってみると、ここかしこにロープが張ってあったり、ブルーシートが敷かれてあったり、早々と場所取りの人たち。花火が始まる頃には、すき間なくシートが敷かれてありました。土手もびっちりヒトヒトヒト、、、。

 やっぱり間近に見上げる花火は素晴らしい。音がお腹にバンバン響いてきます。
 
 近くにシートを広げた家族連れのお父さん。張り切っていて、小さなお子さんたちに見せようと涙ぐましいほど一生懸命。特に子ども向けの花火が上がるとひときわ声も大きくなります

 ドラエモーン!、ドセー!、ニコチャーン!
 「次は二尺玉でございます」、とアナウンス。
大きな花火が、ヒュルヒュルヒュルヒュル〜と空高く上がって行くと、「ほら二尺玉だぁ高いぞぉ寝ころべ〜」

 そのうち、寝転がって見ていた子どもたちが眠ってしまったらしく、「ねるなぁ」、とまたまた声が大きくなるので、さすがにご近所の私たちも、ちょっと声が大きすぎるよねぇとボソボソ。
 それにニコチャン〜土星〜ドラエモン〜なんて言われても、空に打ち上げられる絵が逆さまだったりひん曲がっていたりするとよくわからなくて半信半疑。

 だけど、随分終り頃になって初めて、ドラエモンが夜空にくっきりはっきり見えたのですよ。ヒゲもバッチリ!

 相変わらず、お父さんが大声で、「ドラエモーン、見えたかぁ」と叫んだので、思わず「見えた〜」。
あちこちで、小さな声がさざ波のように聞こえたのでありました。

 その夜の花火。15000発。すごかった〜〜。
 特に最後のフィナーレときたら、横いっぱいに広がった花火が視界からはみ出す程の迫力で次々と絶え間なく、もう興奮しっぱなし。
 心に沁み入るようなはかなさを残す火もあれば、熱く胸を焦がす大輪の花もあり、忘れ得ない夏の夜のひととき。

 しかし人の波というのは凄いですね。去年の人出は80万人とか聞きましたが。
その人たちが一斉に土手の上を移動するのですから、それだけで大渋滞。車ももちろん大渋滞。やっと駐車場までたどり着いたのはいいけれど、校庭でじっと順番を待つこと1時間半。(何しろ一番奥でしたので)
 おまけに土砂降りの雨まで降りだして、その校門から前の道にでられたのが23時半。それからもまだ渋滞で、家に帰り着いたのは夜中の1時半という、まことに思い出深い一日になりました。

 夏休みもあと少し、もうすぐ9月です。(あし)