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2005年10月05日

NO.294  今のままではチンプンカンプン?

 図書紹介の欄で、奈良国立博物館(略して奈良博)資料室長の西山厚さんの「仏教発見!」をご紹介したところ、雪うさぎさんが、追加の紹介文を書いて下さいました。ありがとうございました。嬉しいです。

 以前、東京国立博物館(略して東博)の友の会に入った、と書いたことがありましたが、この友の会のいいところは、年10回の特別展及び通常展示を無料で見られることと、東博の展示と催し物の案内が定期的に届くこと。
 少し前の週末に届いた案内の中に、東大寺講演会(11月27日)のお知らせが入っていました。
 見たら、西山厚さんと東大寺管長の森本公誠氏が出演される。ぅわぁ〜、これは何としても行かなければ!!!

 
 土日の申込受付は、やってないので月曜日朝、受付開始を待って、それっと電話をかけたけれどつながらない。かけてもかけてもおはなし中。やっと一時間半後に、ぽこっとつながったのですが、もらった番号が240番台、びっくりしました。すごい人気。

 この電話といい、新聞の切り抜きを残しておいたという雪うさぎさんのお話といい、同じ様なことに関心を持つ方々ってたくさんいらっしゃるのよね、と妙に安心したのでありました。(これも一つの群集心理かな?)

 西山さんは古文書から、その内容や時代背景やそれが持つ意義や意味などを伝えて下さる。のちの世にも伝えたい、と願って書き残されたであろう言の葉を、昔の人はこう考えていたのですよと、現代語に翻訳して。

 最近「翻訳」の必要性をよく感じます。
 同じ国であっても世代が違うと言葉が通じなかったり、少し前までは常識だったことでも、説明しないとわかってもらえないこともたくさんあるみたいで・・・ 

 一口に文化遺産を未来につなぐ、といってもピンとはこないでしょうけれど、それはどういうことで、その為には何をやったらいいのかと、もっとわかりやすい活動にするのも必要なのでしょうね。たとえば映画『火火』上映会のように。
今のままではチンプンカンプン?

 文化遺産を守り未来に伝えていくことは、安定した循環型の社会を維持することであり、それは、私たち一人ひとりの平和な暮らしをつないで行く為に必要なのよ。
 そう伝えたいのだけれど。
 この多様化した現代社会のもとでも通用する様に、上手に翻訳しないとね。
でも今のままではチンプンカンプン? 

 そういえばチンプンカンプンって、中国語の听不薫看不薫(ティンプトンカンプトン/听は聴の簡体字/薫は、本当の字は、左側にリッシンベン、右側はクサカンムリの下に重の字。/聞いてわからない見てわからない)からきてる?と思い込んでるあしでした。
 でも漢字は「珍紛漢紛」や「珍糞漢糞」を当てることもあるそうで、はっきりしたことはわからないんですって。
 ではまた、、