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2005年11月04日

NO.301  小学校での給食問題

 前回、PTA活動でのある一こまを書きましたが、二人の子どもが小学校にいた9年間の最後の年に、PTAとして何が何でも関わらなければならない大問題が勃発しました。
 今ではもう伝説になってしまい忘れ去られようとしている事件ですが、当時は大変な騒ぎだったのです。
1988年11月23日のこと,

 あしが住んでいた小平市で、市行政が突然、小学校の給食を、経費節減の為に民間委託にすると発表したことが、新聞で報道されたのです。
 それぞれの小学校内に調理室があり、栄養士さん、調理士さんがいて、おいしいと評判だった給食をです。全く寝耳に水、と大騒ぎになりました。
 小平はその7年前に中学校の給食を、東京都で最初に、センター方式にしたのですが、当時その評判はあまりいいものではありませんでした。

 母親達も中学校の二の舞はさせまいと栄養士や調理の方々と一緒に反対運動を展開していきました。市議会に傍聴にも行き、深夜に及んだ文教委員会では中に入れず廊下に座り込んで結果を待ったりしたことも。
 市内のPTAのある学校(12校)も、無い学校(8校)も、主だった小学校のPTAや保護者の会では教育委員会に申し入れ、それぞれが市の教育長の説明会を開きました。そして「納得できない」、と次々に臨時総会を持って反対決議を出していったのです。
 今日はあの学校が臨時総会、明日は別の学校が、と興奮しながら市中の小学校の情報を聞いていました。

 結局、民間委託反対の陳情は個人や団体含めて29も市議会に出されたのですよ。
そして、3月1日に市が全面撤回して終局。これが世に言う小平市での「給食問題」。

 この時、長野県の東部町(当時)の教育委員会が、町の学校給食民間委託案に、一年かけて検討を重ねた結果「NO」と返答したという文書が出まわりました。4小の田上さんが探し出してきたもの。最初その、いかにも役所の書類を見せられたとき、これじゃ誰も読んでくれないよね、と単純明快に書き直したのが私。もちろん東部町の教育委員会にまで電話を入れて取材もしました。

 その回答書とは、、、、(長くなるのでつづきはまたあした)