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2006年01月09日
NO.310 映画『火火』上映会
この「文化遺産を未来につなぐ〜」の活動ではないのですが、事務局がどっぷり浸かっていましたので、7日に実施された映画『火火』上映会の結果報告をさせていただきますね。
先に結果を申し上げると、『大成功』だったのです。
第一回目の開場前には長い列ができるし、次々とお客様が入って、大ホールが満員になったのですよ。信じられない。。。
一、二回合わせて当日884名という参加者を集めることができました。大ホールを昼、夜二回分借りて、フィルム代や映写技師代、チラシ印刷費や追加の広報費、その他経費など計算するとどうしても900名は集めないと、と掲げた目標数をほぼ達成することができました。収支はそれでやっとトントンなのですけれど、赤字がでないだけで一安心。
目標以上いったら残りは全部「骨髄バンク」や「骨髄バンクを支援する東京の会」に寄付する予定でした。残念ながら、そこまでは伸びなかったのですけれど、でも当日の募金も結構集まったようですし、パンフレットや原作本を売り上げた収益分は寄付できそうで、こちらもなんとか一安心。
口で言うのは簡単ですが、900人を集めるってやはり大変なこと。それもたった10人の準備委員でです。
いろいろ券を売る為の仲間のひとりひとりの苦労や奮闘と言ったら、、、でも、それぞれのネットワークの素晴らしさは、私からみたら尊敬に値する凄いもの、まさに今回のパワーの源でした。
昨年末で500か600か、という前売りチケットの数字にも本当は驚いていました。それだけ売れるだけでもびっくりしたのです。
ですが、地域の情報紙(朝日タウンズ)の1月5日号で取り上げてもらったその日から、電話が急に鳴り始め、6日、当日とひっきりなしに問合せ電話がかかってきたのには驚いたのですよ。
前売りチケットが6日になって急に売れたという話も何箇所かで聞きました。
地元情報誌、恐るべし。
特に当日は朝から、「今日はお天気もいいしこれからお友達を誘おうと思っているのよ、当日券はまだあるかしら、、」といった問合せが多くあり、天候にも随分助けられた気がします。
終ってからは、映画を見た方々から何本もお礼のメール。どの方も映画があることを教えてくれてありがとう、とても良かった、と満足して下さったのですよ。
自分なりの達成感以上に、映画を見た方々にも満足していただけたことにまた喜びを感じています。
選んだ映画『火火』が良かった、につきるのですけれどね。
そうそう、映画の一回目と二回目の間に監督の高橋伴明さんに出演していただいた。これがまた大好評。製作に関する裏話はもちろんのこと、映画に隠されている「親と子は逃げないで、きちんと向き合ってほしい」というメッセージ。
心の溝が埋まらないまま逝ってしまった母親への痛恨の思いが高橋監督から伝わってきて、また一つこの『火火』への理解を深めたのでした。
「文化遺産を〜」の様な、「100年先200年先のために」などという活動にのめり込んでいると、こういう短期決戦の、数字で成功か失敗かがわかる活動というのは、ものすごく単純で面白い。去年の8月から準備会を12、3回重ねながらやって来たのですが、ほんと楽しかったのですよ。
仲間たちと一緒に一つのことを成し遂げたという達成感は、なにものにも代え難い喜びですよね。
さぁ、また明日から、「文化遺産〜」頑張らなくちゃ。
ではまた (あし)