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2006年03月30日

NO.325 春の宵

 3月が終ってしまいます。
今、年度末の会計処理で悪戦苦闘中。
簡単に終らないのですよねぇ、これが。
今日も一日、遠くに見えるモクレンの白い点々を眺めながら、机にへばりついて領収書と出金伝票の整理をしておりました。

 夕方、気分転換に散歩しようと外に出てみたら寒いのなんのって、コートを脱いで早く春色のヴェールに着替えたいのにね、そんな今頃の気まぐれ天気、まことに身にこたえます。
 縮こまってまた机に戻り作業続行。

 「春宵一刻値千金」
 どこからともなく、ほのかに香る沈丁花。
 手をつなぐでもなく、ただ連れ立って歩いた夕暮れの道
 そして、あたりを藍色に染め上げる、この空の色が好きと思った。

 やっぱり春の宵はそぞろ歩きよね。
 
 (あし)