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2006年08月25日

NO.338 なにかの縁につながるのなら

 ここ一週間くらい、事務局通信NO.9の発送にかかりきりになっておりました。
 木の建築フォラムとの共催の木曽の見学会や飯山の研究集会のお知らせなども記載してあったのですが、発送した翌日にもう参加申込や問合せの電話が何本もありました。
 出してスグ、って言うところが嬉しいですよね。ついたらスグ読んで下さった、って事ですものね。有り難いことです。

 見学会2年連続参加の読売新聞中部支社の千田龍彦さんからも申込がありました。千田さんといえば、先日読売新聞を読んでいたら、ミツカングループ本社社長(55)の中埜又左エ門和英さんの記事でお名前が出ていたのですよ。(2006,7,31)
 その 内容が興味深かったので、少しだけ書き写してみます。
 「愛知県半田市にある自宅敷地に江戸時代末期に建てられた母屋や離れが残る。老朽化し住むには不便なため使われないままだった。「改修して住もう」と決めたのは、酢醸造所としての創業200周年を迎えた3年前に、8代目又左エ門を襲名したとき。「伝統を大切にするこころを示そう」と考えたからだった。」

 (ここからは、かいつまんで紹介すると)昨年2月、離れの「水亭」の解体改修工事に着手。全国から大工、左官、造園、石積みの熟練職人を集め、その上「半田の若い大工や庭師たちが伝統技術を学ぶ場にもしたい」と熟練職人に弟子入りさせ、技術の継承にも務めた。そして21世紀にふさわしい住宅空間も追求、次は母屋に取りかかる、と言うもの。

 今でもこんな豪気なお大尽の様な方がいるんだなぁ、と驚いたのですが、その記事を書かれた方の名前を見てまたびっくり。千田龍彦さんって、経済部じゃなかったっけ?
 成る程、タイトルは『住居にも「伝統と変革」』 その会社の経営方針をさりげなくアピールされていました。

 さて、その千田さんからのPR。
 読売新聞中部支社版の経済面に「風向計」というコラム(週1回)があって、5人の執筆陣のお一人に、速水林業の速水亨さんをお願いしているのだそうです。
 「最初、寄稿をお願いしたときは、経済面ということに戸惑われましたが、
今、森林や林業について語ることは、日本経済そのものの在り方と不可分です、と口説きました。」とのこと。
風向計:木のビジネスの倫理観(2006年7月14日 読売新聞)
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/fukokei/fuko060714.htm

風向計:森林機能 ビジネスに生かせ(2006年8月25日 読売新聞)
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/fukokei/fuko060825.htm

 当会代表理事のお一人である速水さんの書かれたもの、是非お読みになって下さい。

 この会を始めてから、関わって下さる皆様にもいろいろなご縁ができて来た事をとても嬉しく思っています。
 雪うさぎさんが彫られたウサギが奈良国立博物館のNさんの机の上に飾られていたり、千田さんが速水さんを口説いたり、、、なんかおもしろくて、一人で嬉しくなっているのですよ。
 
 ではまた(あし)