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2006年12月15日

NO.353  シカ対策に竹はどう?

 シカの話で思いだしたのですが、先日合同委員会で会議後、雑談している時、三重の林業家速水さんが、シカ対策のためフェンスの外側に漁師が使わなくなった漁網をもらって敷いている、と話されていました。 そこで、私もひとつ提案。
 


 というのは、以前、竹林整備の時にも書いた事ですが、

 家の近くには青梅街道や東京街道(江戸街道)などがあるのです。昔からの家は短冊状の敷地の前面、つまり街道に面して竹林があるのですよ。竹林の奥に屋敷があって裏に畑、続いて林があるのが一般的な形状。

 なぜ、前面に竹林かというと、むかし昔、いくさがあるたびに江戸につながる街道筋をおびただしい人馬が通ったのだそうで、それで、自衛策として非常時には、竹を切り、街道に沿って並べておくのだそうです。馬も人も、竹に足を取られるのをいやがって屋敷や畑には入り込まない、という知恵だったのだそうですよ。
 今でも所々、小平市では「保存竹林」として看板を掲げていますのでこれは本当にあった話。

 それで思うのですが、フェンスを張っただけでは、シカは、軽々飛び越えてしまうけれど、その外側に竹をフェンスに平行に並べておくと、(かなり幅広く?)シカも飛びにくいのでフェンスを越えられないのでは?

 速水さんにぜひ試してみて下さいよ、とお願いしたのですが、覚えていらっしゃるかしらん。そういえば先日、森林総研に行った時にも実験してみてくださらない?と頼んだのですけれどねぇ。ウマとシカは違うでしょ、と言われちゃった。

 でも、もしこれが功を奏したら、「昔の知恵」が生きる訳で嬉しいのだけれど。
 どなたか試して結果を教えて下さらないかしら・・・

 ではでは。(あし)