« NO.363 風邪にご用心 | メイン | NO.365 深夜料金の飲食店 »

2007年02月14日

NO.364 邦楽と人形劇の競演 「鬼ひめ哀話」

百年経ってもまだ続く、、、
こころの闇を笛が裂き三絃が震え、人形が狂い身悶える。
現代邦楽の生演奏と清澄な地唄の語り、それと多彩な人形表現が見事なまでに融合し、ぐいぐいと引込まれて行く舞台。

 わたしは城の桜姫、世界で一番美しい。雪と競うても花と競うても負けはせぬ。
そんな艶やかな姫様が、一転、深い業の闇に落とされる。

 きえろやァ〜 なくなれやァ〜
 このつの   なくなれやァ〜
 泣けど叫べど 消えぬつの けして消されぬ業のつの

 地唄の三味線や語りって独特の雰囲気がありますよね。私は大好き。
 人形浄瑠璃の舞台も能狂言と同じように、自分のもっている感性で印象が大きく変わるように思うけど、そんな人形浄瑠璃の現代蘇生とまで言われる舞台。初めて見た時は衝撃的でした。
 
 突然何事かと思われたでしょうが、以前から関わっている「文化を楽しむ市民のつどい」のお話しです。
 「火火」「いつか読書する日」と二回映画を続けたのですが、今回は人形劇の上演。人形劇、と言っても子ども向け、とは言いがたい。

人形劇団ポポロの公演。原作/監修は、さねとうあきら。
音楽は大倉ただし(一部、仲林光子が作曲)。脚色は山根宏章。
http://www.pup-popolo.co.jp/onihime.htm
 
 山根宏章さんが素晴らしいのです。50年に及ぶ舞台人生の総決算。体力的にも「鬼ひめ哀話」の団右エ門役をやるのはこれが最後、とおっしゃる山根さんの舞台、何が何でも見ないと損。

 二度の映画の上映の時、<あし>はチラシを配ったのです。だいたいこういうチラシって、100枚まいて1枚成功、と言われるけど、でもホント、経験的にもそうなのですよ。
 ご近所の、前売りのチケット販売をお願いしている三軒のお店のまわりでチラシを2000枚配って、売れるのは20枚ちょっと。

 でも今回、家に帰れずチラシ配りに行けないので、この事務局日記を借りてご紹介。どなたか見て下さると嬉しいです。

◆日 時 3月17日(土) 14:00開演
◆場 所 ルネこだいら中ホール   ( 西武新宿線、小平駅南口すぐ)
◆お問い合わせは、文化を楽しむ市民のつどい  TEL042-301-4187(牛込さん)  
◆前売り券  3,800円   当日券  4,000円 (全席指定)です。