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2007年03月01日
NO.368 波及効果
24.25日は母のめんどうを兄や姉に頼んで、栃木の雑木林に行ってきました。
昨年の4月に行ったきり、5月も10月も12月も行けなかったので、本当に久々の参加でした。
風が冷たく寒くて震えたけど、二日間とも天気が良くて気持ち良い青空が広がります。
そして何よりも、日の当たる林の中でのおしゃべりが、良かった。
男性陣は、チェンソーでコナラやリョウブを倒し山を開けていく作業にかかりきり。私は火の周りで、お湯を沸かしたり豚汁を作る人たちの邪魔をしたり手伝ったり、、毎日の母との暮らしの中に鬱屈していた思いを聞いてもらう内に、ふぅっと気持ちが楽になるから不思議。
同じ様に、年老いた親の心配を抱えた人たちも多くて、話題も共通。
しんどい話を聞いてくれる仲間がいるってなんて心強いのでしょう。
そんな心のリフレッシュもさりながら、山も変化していたのも嬉しかったのです。
その雑木林やヒノキ林の手入れをし始めて4年半。ずいぶんと光も入り気持ちよい山になってきました。
ですが、その両隣の放置されたヒノキ林が気になって仕方なかったのですよ。まるで線香のように細いヒノキが立ち並ぶ林の中は暗く鬱蒼として立ち枯れたり腐ったり、蹴飛ばせば倒れそうな木もあって。ほんとに生気のない状態。
ところが今回行ってみてびっくり。右隣の林で間伐が始まっているのです。斜面に切り捨てられたヒノキが何本も何本も横たわったままだったけれど、でも光が入って、明るい森になりつつあるところでした。
放りっぱなしだったのに、突然。
これって、私たちの作業に刺激を受けたのよねぇ、と仲間たちと大喜び。
本当に、波及効果ってあるんだなぁ、と、(思い込んでるだけかもしれないけれど)でも嬉しい。293号線を走る車からもすぐ見える場所なので、それが良かったのかもしれないけれど。
4月にはまたローソンの方々が参加予定(三回目)。
だんだんに地元にも話が流れていくのかもしれませんね。
いわゆる、今、森林ボランティアと総称される中のひとつの会なのだけど、こんな小さな会の小さな作業の積み重ねでも、なにかしら他に影響を与えたって思うと楽しい。
だって誰の山か調べようにも、私たちも土日を利用してしか行けないので、役場は開いてないし、地元の人だって平日は仕事だし、住所がわかったとしても都会から来ているボランティアごときに、おいそれと間伐作業を任せてくれるとは思えないし。だからいつも「あの山手入れしてあげるのにね」と嘆くだけだったのですもの。
放置されていた山の手入れが始まった。私たちの活動に刺激を受けて?
ではでは、また。ご機嫌な<あし>でした。