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2007年03月06日

NO.370 自主的であること(2)―アンテナを高く掲げてー

 昨日はものすごい風が吹き荒れた1日でしたが、今日、気がついてみたらお隣の庭にハクモクレンの花が咲いていました。
あ、春が来た。

 さて、昨日の続きです。
 今回の催しでまことにラッキーだったのは応募していらした方々。
 特に最初の三人の方々の言葉に、私は感じ入ったのです。

 小学校を定年まで勤め上げて、ふと、この記事が目に留まりました、と応募された音楽の先生。
 他のお二人は、別々の朗読の会に所属しているけれど、違う指導も受けてみたかったから、だからこの記事を見て絶対参加したいと思ったって。 

 三人が三人とも、数行の小さな募集記事を読み応募して来られたのですよ。
 アンテナを高く掲げて、自分に必要な情報はしっかりキャッチ。そして、どこまでも前向き。

 一つ一つのことばにもそれぞれのこだわりがあって、発音やイントネーション、声の出し方など様々に議論を重ねる練習風景。プロを前にしてひるまないのもアマの強さだけど、、、それをまとめあげていく山根さんの包容力に敬服。
 舞台って、稽古が始まった時から作り上げていくものなのですね。

 その方々が山根さんやさねとう先生の指導の元、「厳しいというより楽しかった。皆さんと一緒に一つのものを作り上げていくことが楽しかった。本当に勉強になりました。」と話して下さった。
 当日の舞台は、さすが劇団ポポロ。バックの黒幕や大道具小道具、そして照明はプロならではのもの。
 黒のスカートやパンツに白のブラウスを合わせただけの出演者が、なんと堂々として素敵に見えることでしょう。

 付き合いで連れて行かれた参加者のお一人が、今回のつどいを最初から最後まで支え続けた牛さんに送ったメールを(仲間内のメーリングリスト上だったので)ちょっと拝借。
「朗読と言うイメージが変わりました。衣装をつけていなくても、演技が無くても、凄い臨場感と言うか、情景や感情がひしひしと伝わってきて、イメージ出来てしまうのです。感動しました。今回だけで終ってしまうのはなんとももったいないように思いました。
素敵な催し有難うございました。」

・・・(実はこれ、夫です。何も感想言わなかったから、これを読んですごく嬉しかった。) 

 というところで、長くなるので続きはまた明日。(あし)