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2007年08月20日

NO.398 お盆は田舎で

 また明日、などと書いておきながら、全く筆が進んでおりませんですみません。
14日から16日まで、お盆のお墓参り、母の実家に行ってきました。
 今年は兄の運転で、(つまり車で)、85才の母が、「実家に帰りたい」と、毎日毎日言うのをなだめなだめ、やっと連れて行きましたので、私としては、ほっと一安心。


 でもねぇ、家に帰ってきた翌日にはもう、また「実家に帰る」と荷造りを始めたのですよ。
洗ったばかりの生乾きの寝間着や服が、旅行鞄の中に再度突っ込まれておりました。

 おまけに○子(私の名前)はどこへ行った?全然来ない!と私がそばにいるのに眼中にない。
こんなに毎日一緒にいるのにねぇ。見えてないのかなぁ。

 それにしても暑いですね。
 39.5度の東京の町を歩いたことは、以前この事務局日記にも書いたことがありますが、今年の暑さはそれ以上。
 16日の気温、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で、40.9度ですって!各地で熱中症が相次ぎ、13人が死亡というのですから凄まじい。

 もう40年以上も前だけど、名古屋で35.8度の最高気温を記録、と騒がれていたことを思い出します。吹き渡る熱風に、じっと耐えた(クーラーなんて無かった・・・)。
 そう言えば、子育て中もクーラー無かった。どうやって暮らしていたのでしょうね。あせも対策に、1日に何度も行水させたことしか覚えてないけれどね。

 母の実家は今でもクーラー無し。
 雨戸も障子も開け放った座敷で食事。叔父はハエたたきを持って、おまけに蝉がジージーいいながら飛び込んでくる、母も笑顔の楽しい食卓でありました。

 「親孝行できる機会をもらったことを幸せに感じなくっちゃ」って、そんな言葉でも素直に受け入れられるひととき。
 めまぐるしく変わる母の機嫌を、叔父や叔母たちが実に上手にあしらってくれるのですよ。自分一人で抱え込んでいても少しもいいことなんかないよね、そう思えた三日間でした。

 コロタイプのお話しは、また明日に。