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2007年10月29日
NO.415 ■12月6日(木)見学会のお知らせ
まちづくり 点から線へ 線から面へ、そして核には文化遺産を
〜文化遺産・木造の良さを現代に生かすには〜
何度もこの欄で紹介している事ですが、当会では「文化遺産を核として地域のコミュニティを再構築する」というテーマをかかげて検討を続けていますが、それを今回は、「まちづくり」に当てはめてみました。
古い町並みが現存する地区でも、情緒ある家並の間に、新築の家が建っていてがっかりした事ありませんか?
たいていが趣味の悪い家に見えちゃう。そんな家が一軒あるだけで、写真も撮れないし、町の雰囲気壊すよねー。
でも、そんな地区だって30年もあれば落ち着いた町並みにできる。
もちろん住民の意識さえしっかりしていれば、の話ですけどね。
今の家は、20年か、長くても30年で建て代わる。次の代には、町並みにしっくり溶け込む家を建ててもらいましょう。
それまでは、粋な黒塀や格子戸で隠す事だってできるしね。
でも個人がいくら思っていても、町並みとなると本当に住民みんなの合意がないとできないし、難しい。
そこで、考えたのが下記のキャッチコピー!
『まちづくり 点から線へ 線から面へ、そして核には文化遺産を』
〜文化遺産・木造の良さを現代に生かすには〜
情緒在る町として人気の近江八幡への見学会を企画しました。
紹介するのは、新町通りの町並みと点在するヴォーリズ建築。池田町の洋館街やヴォーリズ記念病院、ヴォーリズ記念館。
今回は、この他に日牟禮八幡宮界隈にあって、文化遺産を上手に取り込みながら商売にも好感度大に生かしている、和・洋菓子のお店たねやの日牟禮カフェを訪ねます。
そして現代版町並みづくりの成功例として、彦根城のすぐそば、彦根「夢京橋通り」の再建計画に最初から関わられた建築家、また市の担当の方々のお話しを伺う機会を設けました。どう知恵を絞ったか、興味あるお話しが聞けることでしょう。
専門家ではなくたって、一般市民の立場でも、自分たちの町並みを愛着のうまれるものにどう保全、改善するか、そんなヒントをつかんでいただけたら嬉しいのです。
そして、先月登録有形文化財(建造物)に認定されたスミス記念堂を表敬訪問いたします。
市民がお金を集めて再建させた、その活動だけでも素晴らしいもの。
自分たちの町に一つ一つ文化財を復活させて行く事は、自分たちの町の財産を増やす事。もちろん今までの文化財を維持保存させて行く事が重要なのは言うまでもありません。
まだ若干名、バスの席に余裕がありますので、ご紹介いたします。
参加希望の方は、この事務局日記を見た!と、ご連絡下さい。
8:40京都駅、又は、9:40 近江八幡駅 集合
● 新町通りの町並み見学 ・市立資料館・歴史民族資料館・旧西川家住宅・旧伴家住宅
● ヴォーリズ記念館やヴォーリズ記念病院など
・日牟禮八幡宮近辺・日牟禮カフェ(ヴォーリズ建築)
●喜兵衛 昼食(安政4年/1857年建築の建物)
●現代版町並みづくりの成功例―彦根夢京橋視察と解説
●登録文化財スミス記念堂訪問 ●彦根たねや美濠の舎でお茶
18:15 米原駅解散
参加費:10,000円(含観光バス代、見学費、昼食代、お茶代、保険代、資料代、他経費)
募集人員:あと5名
定員に達し次第お断りさせていただきますがなにとぞご了承下さい。
見学会参加希望の方は申し込みをお願いいたします。
======申込先:info@bunkaisan.jp
◆「12月6日見学会・参加申込」(事務局日記から)
氏名(ふりがな):
連絡先住所:
所属団体(勤務先):
個人メールアドレス:
以上を明記して申し込んで下さい。
申込受付の場合は、折り返し返信メール、振り込み用紙を送らせていただきます。
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