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2008年12月02日

NO.445  感謝状ができました。

 母との暮らしは大変だけど、でもこの会の仕事も頑張っております。
 昨日は、いろいろな用事があって、京都に行って参りました。
 出張の度ごとに兄や姉たちに母を託して出かけられるので、私には生き返る程の息抜きになりますし、だから余計にこの仕事に夢中です。

 文化材プロジェクトのことは、行事予定に掲載しましたが、登録して下さった方々へ差しあげる感謝状を、相国寺管長の有馬頼底様に書いて頂いたのです。
 記事にしていただきましたので、ここに紹介させていただきますね。皆様に応援していただきながら、ここ迄来られた。。。と感謝でいっぱいの事務局です。

 http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/081202_2.htm

木造文化財修復へ巨木の備え
民間団体 三重など22か所「森」登録

「文化財の森」の登録に感謝状をしたためる有馬頼底・相国寺派管長(1日、京都市で)=千田龍彦撮影
(写真は、前記のURLを参照して下さい。)

 日本の豊かな森が育んだ貴重な木造文化財を修理・修復するため、宗教関係者や学者、建築家、林業家らでつくる民間団体が、「文化財の森」への登録を呼びかけた結果、栃木、愛知、京都、大分など約10府県の林業家らから応募があり、22か所の森が登録されることになった。京都市下京区の龍谷大学大宮学舎で、7日午後1時から登録者も参加した記念シンポジウムが開催される。

 登録を呼びかけたのは、大野玄妙・法隆寺管長、哲学者・内山節さんら5人が共同代表を務める「文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議」。乱伐と山林の荒廃で、木造文化財の修理・修復に使われる、長くて太い高品質の木材確保が困難になってきたことに危機感を覚え、6年前に発足した。

 これまで、修復の現状や良材確保策などを調査研究し、2年前には、200年先をにらんだ巨木の森づくりの必要性を提言。今年11月からは、森林所有者に対し、「文化財のために樹齢200年以上育成していく森」の登録を呼びかける「『文化材』創造プロジェクト」をスタートさせた。

 三重県大紀町の林業経営者から樹齢140年のヒノキの森約16ヘクタール、大分県日田市からは樹齢90年のケヤキ250本が育つ市有林など、全国からヒノキ、スギなどの森22か所の登録があった。

 ただ、登録しても特別の義務はなく、あくまで「自覚と情熱が頼り」。このため同会議では「最大限の感謝と声援」を込めて、7日のシンポジウム会場で、特別に漉いた和紙に、名筆として知られる有馬頼底・相国寺派管長が揮毫した「感謝状」を贈る。同会議では登録者と文化財所有者や修理関係者らが出会う場をつくり、「2年後には200か所にまで増やしたい」としている。

(2008年12月2日 読売新聞 千田龍彦)